今日は春分の日ですね。
夏に娘とアンコールワットにいこう、と企画してガイドブックを読んでいると、
アンコールワットは、春分・秋分線にそって西向きに設計・建設されているそうですね。
春分か秋分の日に行きたいなあ(^^♪
これはじつは箸墓や日本の古墳もそうですし、
イースター島のモアイ像も春分・秋分の日に
背中に太陽の光が輝くそうです。
太陽を畏怖する存在としてあがめていた時代の人々の
祈りの気持ちは現代のわたしの中にも受け継がれているように感じます。
今日は朝から娘と二人、
林家の菩提寺へお墓参りに行ってきました(#^.^#)
ついこのあいだまで寒かったのに、
花の寺としても知られるお寺は
ミモザやゆきやなぎや木蓮や梅が咲き、
よい香りでいっぱいでした。
今月は、原稿の締め切りがいくつも重なり、
休日は、ほとんど調べ物。
論文調査や原稿書きをしています。
その調べものの中で、
がんの補完代替療法としての
アロマセラピーやリフレクソロジーや
サプリメントの有効性を
厚生労働省がん研究助成金
「がんの代替医療の科学的検証に関する研究」班が
調査してまとめたガイドブックがありますので、
ご紹介します!
補完代替医療とは、
英語のComplementary and Alternative Medicineといい、
頭文字からCAM(カム)と呼ばれています。
「 補完医療」は、通常受けている西洋医学を補う、
つまり補完する医療を指し
「代替(だいたい)医療」は、現代の西洋医学の代わりとなる、
つまり代替する医療です。
それぞれは厳密には異なる面を指していますが、
西洋医学とは別の視点から治癒力を高め、
健康な状態へ導く方法として、補完代替医療と呼んでいます。
アメリカの国立補完代替医療センターの分類では
ホメオパシー、自然療法(ナチュロパシー)、伝統的中国医学、
インドのアーユルベーダ 、 瞑想、リラクセーション、
催眠療法、芸術療法、音楽療法、ダンス療法
ハーブ療法、健康食品やサプリ、ビタミン療法
カイロプラクティス、マッサージ、指圧、リフレクソロジー
アロマセラピー、エネルギー療法、電磁療法、
レイキ、セラピューティック・タッチ、気功など
多岐にわたった療法が挙げられていますが
このガイドブックでも厚労省の研究機関が
すべての療法についてではありませんが
主だった代替療法やサプリなどの科学的な根拠や
推奨レベル、注意点を示していて参考になります(^^)/
アメリカで多くの方が選択する
アロマセラピーなどについては
推奨されるものとして挙げられ、
アロマセラピーの効用と
発がん性を有する可能性があることから、
アロマセラピーでは避けるべきエッセンシャルオイル
についても記載されています。
アロマセラピーについては、
項目を設けて論じられています。
アロマセラピーは
がん患者さんの生活の質(QOL)を改善するかどうかを
検討する臨床試験は、比較的多く行われています。
その結果、緩和療法中の進行がんの患者さんでは、
マッサージ(アロマオイルなし)のみを行った場合と
精油を用いたアロマトリートメントの場合とで、
心身の症状の改善効果を比較したところ、
精油を用いたアロマトリートメントの方が
精油なしのマッサージのみよりも、
より改善効果を認めたとの報告があります。
また、乳がん手術後の患者さんにアロママッサージを行い、
不安感が軽減したとの結果もあります。
わたしもアロマスクール時代や
理事を務めるアロマセラピーのNPO団体などで
アロマトリートメントに関する研究を行いますが、
不安の軽減、痛みの緩和、
活力が増えるなどの結果が得られています。
私自身、2004年からケアルームや緩和ケア病棟で
多くのがん患者さんにアロマトリートメントを10年以上に
わたって行ってきました。
1週間にお越しになるクライアント全員が
がんの方、ということも珍しくありません。
さまざまな要因が複雑にからみあうので、
単純にいえませんが、
その方自身が心地よさを感じる植物の香りの嗅覚からの
リラックス効果、
精油に含まれる薬理成分が皮膚への塗布や
吸入での肺から血液循環に入る効果や
受容的な場の中で、大切に触れられるタッチケア効果などが
がんの患者さんの心理的な負担を和らげ、
痛みの緩和や、不安の解消につながることを
実感しています。
ガイドブックはどなたでも無料でダウンロードできます。
アガリスクやプロポリスなどの
サプリについてもわかりやすく説明されています。
こちらからぜひ、ご覧になってくださいね!