立秋。暦の上では秋が立ちましたが、一年で一番暑い時期。
ケアルームのある大阪は先日38.9度の最高気温を記録しました。
ケアルームは川に面し、緑の多いエリア。涼を求める方が、時折川辺でお昼寝をされています。

川からの風が最も心地よい場所は我がケアルームのベランダです。
来室されるとまずは、このベランダに出て、しばし風を感じることを楽しみにされている方もおられます。

最高気温を記録しそうなある日、ベランダの風loverの大切なお客様が訪れてくださいました。
見るからに熱気を感じる窓の外を見て、ベランダに出るのは少し勇気が必要でしたが
なんとも良い風!!
時折、鳥たちが川面スレスレを魚を求めて飛んでいたり、思った以上に涼やかな風に心和みました。

この日は、新しくケアルームの精油箱に仲間入りした精油をブレンドしました。

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一つは、パロサント。
私が最も気に入っているペンダントが、このパロサントを月明かりの下で磨き上げたもの。
ほのかに香るかおりが、心を鎮めてくれます。
香木は、自宅でヨガを行うときや、ワークショップの時に燻らせていますが、精油は希少精油であり今回久しぶりに取り寄せてみました。香木は柑橘系の香りがして、少し火をつけると、なんとも言えない甘い香りも立ち込めます。

香りは不思議です。
ほんのわずかな香りの分子が鼻腔内に入ると、脳へ直接つながる神経が香りの情報を即座に伝えます。
自分にとっての心地よさ、快、不快、身体の変化、情動の変化。
それらが秒を待たずに脳から身体全体に変化をもたらします。

パロサントはスペイン語。
インカ帝国時代の聖なる木を表しています。
一説によると、土地のシャーマン(祈祷師)たちが儀式の際に、土地や場所を清めるために用いていたそうです。


Palo Santo
学名:Bursera graveolens
科名:カンラン科
抽出部:果実
蒸留法:水蒸気蒸留
原産地:エクアドル

カンラン科なので、ミルラ(Commiphora myrrha)やフランキンセンス(Boswellia carterii)の仲間。
香りの系統も、少しスモーキーで、ピネン類が豊富なので森の空気、クリアな柑橘系も彷彿させ、深く精神をリラックスに導き、身体も活力がある状態のまま解ける、というフローな状態に自然と誘われます。
瞑想の時や呼吸が浅いなあと感じる時、集中して考えたい時にもおすすめです。
(もちろん、香りの好みはありますが)

パロサントの木は南米ペルーに自生する樹脂を含んだ天然の香木。ワシントン条約で保護対象にもなり、乱獲伐採を防ぐための取り組みもされています。

成分はリモネン中心。スイート・オレンジ精油やレモン精油にも豊富に含まれています。

【主な芳香成分】
モノテルペン炭化水素類 
リモネン51.270%
 α-フェランドレン35.320% 
サビネン3.550% 
メントフラン2.780%



そしてもう一種、こちらは初めての香り。
その名もドラゴンヘッド、龍の頭!
お写真はこちらのサイトよりお借りしました。
(https://www.rockymountainoils.com/learn/moldavian-dragonhead/)


モルダビアン・ドラゴンヘッド(Dracocephalum moldavica)は、ラベンダーやローズマリー、タイムなどと同じシソ科の植物。




Dragonhead-blog 確かに、美しい紫色の花は、龍の頭のように見えますね!
一年草のハーブで精油の採油率がとても低い、希少精油です。
香りは同じく、希少精油で驚くほど高価なレモンバームことメリッサ精油(Melissa officinalis)とよく似ています。
モルダビアン・ドラゴンヘッドは別名モルダビアン・バームです。



精油の化学成分や使用方法、禁忌を調べる際にいつも手元に置いている『精油の安全性ガイド第2版』でも、ドラゴンヘッドの記載がなく、海外のサイトで調べました。以下はそのサイトからの引用です。

<16世紀のヨーロッパではMelissa modavicaとして知られていたモルダビアン・ドラゴンヘッドは、南シベリアや中央アジアに自生する40種以上のドラコセファラム属のひとつです。

現在では、中国、モンゴル、ヒマラヤ、ロシア、ブルガリアなどの東アジアや東欧地域でよく見られます。
モルダビアン・ドラゴンヘッドのハーブは、ミツバチを落ち着かせたり、引き寄せたりするために養蜂家がよく使ったり植えたりしていたことからミツバチ用植物として知られています。
ドラゴンヘッドの葉は、レモンのような香りがして、消化器系の健康とリラックスを促進するお茶によく使われます。

ドラゴンヘッドは多目的に使える一年草、種子にも収斂作用や駆虫作用があることが知られています。また、オメガ3脂肪酸も含まれています。

モルダビアン・ドラゴンヘッドは、蒸留時の収量が極めて少ないため、希少なエッセンシャルオイルとされています。その結果、より高価で魅力的なエッセンシャルオイルとなります。>

(www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。)

Moldavian Dragonhead
学  名:Dracocephalum moldavica
和  名:ドラコセファラム
科  名:シソ科抽出部分:開花上部
蒸留方法:水蒸気蒸留
原産地名:ブルガリア

ドラゴンヘッドの成分でユニークなのは酢酸ゲラニルを高濃度で含むこと。
パルマローザ精油やゼラニウム精油にも含まれますが、ここまで高濃度な精油は思いつきません。

(参照:https://www.florihana.co.jp/?pid=159783110)

【主な芳香成分】
エステル類 酢酸ゲラニル35.449%
アルデヒド類 ゲラニアール20.916% ネラール14.692%
モノテルペンアルコール類 ゲラニオール11.311% ネロール2.734%

果実の香りのするエステル類なので、安全性も高く、神経系への鎮静効果もたかく、柑橘系の爽やかさの中に薔薇のふくよかな香りが、ふわっと立ち上がるので、何度も何度も嗅いでみたくなります。

パロサントとドラゴンヘッドをブレンドした香りは素晴らしく、
柔らかなフレッシュな柑橘系の香りと、神聖なベースの香りが一瞬で場を清め、「ここにいる」ことの意味を見出します。

時間に従って、深みを増していくという嬉しいおまけもついていました。

暑い時期ですが、聖なる香りを皆様もお試しくださいね。
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