愛着アプローチ

2008年にラヴィングベビータッチケア講座を構築するとき
小児科医のボウルビィの提唱する「愛着理論」が
母子間の絆を育む要素として欠かせないこと、
ヒトが成長することの根幹に
「触れる」という触覚刺激が、もしかしたら食べ物と同等に、
それ以上に必要な要素であると知りました。

愛着にフォーカスして、さまざまな精神疾患や生きづらさを抱える方へ考察から
「愛着障害」という言葉で表現し、アプローチ法を研鑽されてきた
大阪の精神科医の岡田尊司先生のご著書を再読しています。



大学で心理学を学びなおし、
特に乳幼児の発達心理学やこころの理論や愛着について深めていくと、
不安や不調や生きづらさの根っこにある
愛着というスキームの欠如があると確信するようになりました。

ケアルームに来られるうつのかた、
パニック障害のかた、摂食障害やパートナーとのセックスレスや
自傷行為や衝動性や罪悪感なども、
愛着の構築のなんらかの機能不全という視点で見直していくと、
これまでの医療モデルとは異なる愛着アプローチが浮かび上がります。

求めているのは「病名」でも「お薬」でもなく、
「ただやさしく見つめられること」だったり
「目があって笑いあうこと」だったり、
「丁寧に扱われること」だったり、
「温かい手でふれられる」ことかもしれません。

タッチケアが新生児から思春期のこどもたちへも、
健康な成人にも、高齢者にも喜ばれ、必要とされる理由やレジリエンスにも関わります。

自分の愛着パターンを知ることでも、
世界との関わり方が変わります。

まっすぐ見ているようで、わたしたちの目は、
愛着というフィルターを通して見ているので、
自分のからだやこころや過去や未来や周りの人をそのまま見ることが難しいのです。
安全基地はこどもにも、おとなにも必要です^ ^