映画『ウインストン・チャーチル』を観てきました♪
去年家族みんなで観たクリストファー・ノーラン監督の
『ダンケルク』の裏表のような、
そして、『英国王のスピーチ』の続編のような圧巻の映画でした。

原題は『Darkest Hour』。
第二次世界大戦下、
ヒトラー率いるナチスドイツ軍がフランス、ベルギーに侵攻し、
フランスのダンケルク海岸では追い詰められた30万人の兵が助けを待つ、
まさにDarkest Hourに首相の任についたチャーチル。

日本人メイクアーティストの辻さんの素晴らしいメイクで、
チャーチルにそっくりの外見となり、イントネーションや歩き方、
表情までを研究し尽くしたゲーリー・オールドマンの
憑依ともいえそうな演技の濃さ!

シド・ヴィシャスを演じていたゲーリー・オールドマンだなんて^ ^

戦時に究極の選択と責任を突きつけられたチャーチル。
ノーベル賞を受賞した作家でもあり、
歴史や聖書や哲学や詩歌にも造詣の深い教養とユーモア、
人々を鼓舞する人間性に惹かれました。

「夢を捨てる時、この世は存在しなくなる」
「築き上げることは、多年の長く骨の折れる仕事である。
破壊することは、たった一日の思慮なき行為で足る。」
歴史上、もっとも演説がうまかったと言われるチャーチルですが
まさに言葉の魔術師♪

「英国王のスピーチ」と、
「ダンケルク」の印象的なシーンが混ざり合い、
戦時下のロンドンの人々の生活にも心がつかまれ、
劇場に響くような声で泣いてしまいました^^;

強大な戦力を持つナチスドイツ軍が、
ヨーロッパを徐々に蝕み、
普通の市民たちが戦争に巻き込まれていく恐ろしさ。

まさか、戦争が自分の身に起こり、
まさか、家族や友人が次々に命を失い、
まさか、愛する街が村が火の海になり、
まさか、なにもかも失ってしまう。
そんなもっとも想像したくないことが起こったあの戦いのとき。

戦争の責任について、ドイツは厳しく追及しましたが、
日本はそうではありませんでした。

この国はどこに向かおうとしているのか、
きな臭い世界のニュースを遠い対岸として感じているときではないんだと、
突きつけられる映画でした^ ^
まだ胸がドキドキしています。