【上海旅日記】
『蘇州夜曲』の舞台になった東洋のベニス蘇州は紀元前514年、
呉王が蘇州に城壁を備えた城を築いたことから始まる世界遺産の街。

30年前も、雨にけぶる蘇州の運河とともに暮らす人々の佇まいがとても印象的で、
娘とも訪れたいと急遽ツアーに参加。

朝から晩までバスで回る大手旅行社に頼んだのは、
上海の交通事情が思ったより荒くたかったから。

おかげで九死に一生を得たのです。

こちらは、右車線左ハンドルなのでアメリカ式の交通ルール。
上海から蘇州へは高速道路で約1時間半。

ウインカーをあまりつかわず、ぐいぐい割り込むスタイルのため、
クラクションがあちこちで鳴っているのでドキドキしていたのですが。

私たちのツアーバスは速度も80キロほどで、
4車線ある高速道路の左から二車線目をマイペースで走っていたのです。
あと5分ほどで蘇州の街にはいる、というとき、
あれ、一番右車線に10mはありそうな大きなトラックが止まってる!

と思った途端に、そのトラックに気づくのが遅れた別の大型トラックが
衝突回避のためにわたしたちのバスに大きく進路を変更して
猛スピードで突っ込んで来たのです。

左にも乗用車がいるので、逃げられず。

え!え!ぶつかるんだ‼︎、と思った瞬間から、
またスローモーションのコマ送りになりました。

以前に交通事故で跳ね飛ばされたときも、
スローモーションだったなぁ、とどこかで思いながら。

100キロ以上の猛スピードのトラックが、
止まっていたトラックにぶつかり、吹っ飛ばされてハンドルを切り、
わたしたちの車めがけて降ってきたとき、
わたしたちのバスの運転手と左車線の乗用車が、
同じスピードで減速したので、左から脇に突っ込まれるのはギリギリ回避。

もし、一秒ずれてぶつかってたら、ちょうど娘とわたしの座席でした。

トラックはバスのミラーと、
右半分に衝突して、そのままガードレールに突っ込みました。

衝突の瞬間、止まっていたトラックのガラスが割れ、
その衝撃で運転手が窓から投げ出され、
わたしたちのバスの右タイヤの前に着地し、
私たちのバスは大型トラックの運転手のおかげでストップできたのです💧

バスは最新式だったので、
フロントガラスもヒビだけで済んだので、
ツアー参加者はだれも怪我をしませんでした。
もし、古い型の車だったらガラスの破片で大怪我をしていたでしょう。

バスに乗り込んだとき、
わたしと娘は運転手さんの真後ろの席に座ったのですが、
現地ガイドさんが、上海は車の事故が多いので、
できるだけ乗客に真ん中に固まって座ることと、
必ずシートベルトをすることを強く勧めていたので、
だれも投げ出されなかったのです。

トラックから投げ出されたドライバーへ心肺蘇生を、
と思いましたが、もう完全に亡くなっておられることがわかり、
そのまま、警察がくるまで1時間半、
黙祷をささげました。

ドライバーにすがる家族の慟哭の声がいまも、
耳から離れません。
飲酒運転で小さなこどもを膝に乗せて運転していたそうです。

ぼろぼろのバスで蘇州に向かい、
別のバスに乗り換え、ツアーは、何事もなかったように再開し、
蘇州のクルージングや寒山寺、東洋のピサの斜塔虎丘なども訪れることができたのですが。
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またいのちを生かされました。
貴重な経験は、いのちへの感謝と愛へ変容しつつあります。
生かされている喜びと生と死のバランスを、深く見つめて、
わたし自身の人生や言葉やまなざしで表現してまいります(^-^)