20年前、息子が産まれたとき、
シュタイナーに傾倒していました。

子安美知子さんやシュタイナーの本を繰り返し読み、
神智学の勉強会やオイリュトミー、
日本でもまだまだ少なかったシュタイナー学校に見学に行ったり。

実際に我が子を抱いたとき、
この小さないのちをどうやって守ろう、育もう、
そんな大仕事をこのわたしにできるのだろうか、と身ぶるいしました。

不安でいっぱいのなか、
松井るりこさんの『7歳までは夢の中』はバイブルのようにそばにおき、
何度も読み返しました。











生後ひと月から始めたベビーマッサージとともに、
「ちっちゃなノーム」の歌を歌い、にじみ絵で遊び、
公園で泥だらけになり、
3歳まではアンパンマンも知らずに息子は育ちました。

祈りの言葉を繰り返すうちに、どの子にもちゃんとノームがついてるんだよ。
親から学ぶ以上にこれから出会ういろんな方から学ぶんだ、
と肩の力がほろりとほどけてきました。

昨日、息子が学生寮に入ってから初めての電話がありました♪

事務的な連絡だったのですが、
日本各地から集まった仲間と充実した日を過ごしてるんだなあ、
と感じられる声でした。

親ができることって、本当に少ないな。

こどもたちが幼い頃から仕事を始めたので、
毎日毎日、「ご飯だけ」は頑張ろうと決めました。

それ以外の掃除とかアルバム作りとかは老後の楽しみにして、
細切れ時間で出汁をとり、野菜を湯がき、
味噌を仕込み、お米を研いできました。

わたしにできないことは、どうか、ノームさん(妖精さんです)、
よろしくお願いします、そんな気持ちで一日一日が必死でした。

いまもこどもたちに望むのは、会えても会えなくても、
世界のどこかで笑っていることだけ。

泥だらけのちっちゃなノームさん、ずっとずっと見守ってくれてありがとう