話しやすいと思われていたのか、
あいづちがうまかったのか、
昔から、悩み相談をよく受ける子でした。

中学生のときも高校生のときも。
一晩中、悩みを聞いたことも何度もあるし、
夜中から朝まで電話をしていたこともある。

そのころに、すでに分かっていました♪
悩み事は、とても個人的なことだけど、

恋と、親と、友達と、将来のこと、明日のテスト

のどれかに属する!!


そしていま、セラピストという仕事をしていることも
子どものころからの、
悩み相談が影響しているのかもしれないと思います(^-^)

ケアルームでは、赤ちゃんからシルバー世代の方まで、
いろんな方が、からだのこと、心のこと、家族のこと、
経済状況のこと、人間関係、恋の悩みをお話しされますが、
最近、若い人、私くらいの熟年世代というのでしょうか、
あるいは人時代を築き上げたシルバー世代の方まで、
共通してよく聞く悩みが

やりたいことが見つからない

というもの。

若い方は、

やりたいことがないので、
仕事もしたくない、
仕事をしていても楽しくない
満足感もない
クラブもやったことがないし、
何かを一生懸命したことがあまりない。
仕事を楽しんでいるはやしさんがうらやましい、

と言います。

同年代やシルバー世代の方は

子育てを無我夢中でしてきたのに、
気付いたらわたしだけ取り残されてしまった。
働きに出ていた友人は、きらきらしていて、
趣味を楽しんでいる様子だけど、
わたしには趣味もない、
第一、自分のやりたいことがわからない。
何からしたらいいのか、わからない。


やりたいこと。

自分が本当にしたかったこと。

一生できる仕事。

打ち込めるもの。

・・・かっこいい(^^♪

わたしは野菜を作ったり、植物を育てるのが好きで
そこから学んだことは、本で得た知識よりもずっとずっと私の中では大きい。

やりたいこと。

と聞くとわたしはいつも、
「大根」を連想するのです。

大根。

育てたことありますか?

大根の種、見たことありますか?

もう、めちゃめちゃ、小さいのです。
小さいどころか、「細かい」という感じ。
1ミリくらいの黒い点々です。

で、この種が、あのでかい立派な「大根」に育つのです。
自然の神秘を感じますし、
あの種のどこに、この白くやわらかな大根や
青々した葉っぱが内蔵されているのか、と
しみじみとみるのですが、何度見ても、片鱗すらうかがえません。

この種をどうするかというと、
秋のはじめに、土に蒔くのです。

これだけ「細かい」たねですから一粒ずつなんて蒔きません。

ちょんちょんと、畑の土に棒を指して、少し穴を掘り、
そこにパラパラと種を振りまきます。

そして、軽く土をかぶせて、お水を少し上げておしまい。

1週間もしてくると、
穴らしき痕跡から、緑の粒粒が出ているのが見えます。
そしたら、また少しお水をやって、おしまい。

もう少し経つと、
その緑の粒粒が、大きくなっていて、双葉が出ています。
そうしたら、一番、のびのび育った双葉を残して、あとは
味噌汁の具として摘み取るのです。

残った双葉には、枯れない程度に水をやり、倒れないように周りに土をかけ、
そうしていると、地上の青い葉が大きく広がるとともに
土の中でも深く深く根を掘り、あの立派な大根ができるのです!

なにがいいたいかというと、
細かい、吹けば飛ぶようなたねを蒔く時点で
どの種が立派な大根になるか、なんて誰にも分らないのです。

だから、わたしはやりたいことがない人には
「大根の種まき方式」を進めるのです。

細かな種を一粒だけ、
土に蒔いて、
毎日、毎日、その種だけ見続ける、、、という方法では
芽が出ないこともあるのです。

最初の段階では、
薄く広く、種を蒔く。

ほんの少しで
「いいな」「楽しそう」「好きかも」
と思うものがあれば、
薄く広くやってみる。

やっぱりこれだ〜

というものもあれば、

いまいちだな

というものもあって、
いまいちなものは、
味噌汁の具にして、またこころとからだを養えばいい!

とはいえ、

なにもやらなくても、
それでもわたしたちは十分に生きるに値する
ということが前提です!

成長するということは
うまくできなくても
思い通りでなくても
そんな自分にOKを出すこと

そして信頼とは
わたしたちの思った通りでなくても
うまくできなくても、
相手にOKを出すこと


やってもいいし
やらなくてもいい

失敗なんてないし

お味噌汁の具にしてもいい

迷惑かけてもいい
かけられてもいい

そんなわたしとあなたが
この広い宇宙の中の一瞬にであって
笑ったり、泣いたりできたら最高

出会えなくっても
それも最高(^-^)





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