女性のすべてのライフサイクルに寄り添いたい、
そんな思いで立ち上げたケアルームつむぎの森には
ありがたいことに、
毎年400〜500名の方がこられます。

うつ病と診断され、
何年も抗うつ薬を処方されている方や
心療内科に通う方、
カウンセリングを受けている方、
がんの治療中の方、
不妊治療中の方、
マタニティケアを望まれる方、
重度の心身障がいをお持ちの方、
生後2か月の赤ちゃんから、
受験前の小中学生も高校生も、
医療ケアを受けるわが子へタッチをしたいと望む方も
ホリスティックなケアを求めて足を運んでくださいます。
どの方との出会いも尊く、忘れがたく、
書物だけでは得られない本当に多くのことを
わたしという人間のあらゆる側面との対話も含めて、
学ばせていただいています。

ホリスティックケアを行うセラピストとして
10年以上活動するなかで
人に触れるケアがもつ潜在的な可能性の高さへの
新鮮な驚きと畏敬の念が毎回更新されています。

愛を込めて見つめ合い
声をかけられることで起こる
ミラクルともいえるような変化、

肌と肌が触れあうことがもたらす心身への作用、

深部組織や骨格、腱、循環器系への立体的な手技がもたらす効用、

人と人がお互いを尊重しあう関係性、

感情が穏やかに安全に解放される場の持つ力。

良質なケアによってからだと心が
あるいは、「いのちの働き」が
のびやかに変化していくメカニズムを
毎日、考え続けています。

なぜ、人は治るのか、
なぜ、人は病を得るのか。

そこには、ありとあらゆる立場からの考察があり、
原因があり、結果があり、
意味があることでしょう。

ひとのからだがもともと持っている自然治癒力の聖なる力、

肌へ働きかけることで
心へ、魂へアクセスできる一見複雑なシステムの中に
内包されるシンプルな原理、

潜在意識へはたらきかけることで
からだの使い方も変化していく可能性の広がり、

世界は愛のエネルギーでできており
私たち自身が、その一部でありすべてである気づき、

そして物質という肉体と、思考の源泉である
エネルギー体としての存在
に対する次元を超えた宇宙的な広がり・・。

いつか、これらをすべて統合した考察を
まとめたいなあと思います(^-^)
12・6・4−4






施術の間、
クライアントは日常では経験しえない
深いリラクセーションを感じます。
リラックスを感じた時、
脳波はベータ波から
アルファ波やシータ波に切り替わります。
これらの脳波状態のときには
直観力が高まり、
脳のリフレッシュとなり、
からだのメンテナンス力が高まるといわれているのです。

それはちょうど、
あらゆることに高性能のアンテナを張りつつ、
すべての存在との共鳴を感じながら、
それらの雑音が聞こえなくなり、
自分という存在の中心に深く潜っていくような感覚。

自分がここにいる

自分のからだがここにもある

指の先まで、そのもっと先まで

ふだん、わたしが私と思っていたよりも
ずっと広く、精妙な存在を感じる

孤独だと思っていたことが
本当は思い込みだったのかもしれない

世界は愛に満ちていて、
なにか形容できないぬくもりに満ちている


触れられることを通して
人は自分に気づいていきます。

赤ちゃんは、生まれたときからの
お母さんの抱っこや頬ずりや授乳の心地よさから
世界を自分の中に構築し、
その作り上げた世界の中で
自分の人生の物語を始めます。

いくつになっても、
どこにいても、
どんな状態であっても、
大切に触れられ、
からだの声に耳を傾け、
自分のからだ、存在に気づく。

そこから、また新しい物語が
生まれ、紡がれていくのですね。

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