突然ですが
台湾に行ってきました〜!!

あまりにも忙しくて、
前日夜中に大急ぎでパッキングして飛び乗った飛行機は、
なんの手違いなのか人生初のビジネスクラスで、
ファーストレーンを初体験しました(o^^o)
そんなシステムがあることも知らなかったですが、
あっという間に出国でき、
VIPラウンジも初体験!

台北は石垣島と緯度が同じくらいと聞いていたので、
もっと暖かいのかなと思っていたのですが、
最初に滞在した北部は意外と寒く
特に朝や夜はダウンを持ってきて正解でした♪
初日は写真を撮るのもすっかり忘れて
夢中で台湾料理をお腹いっぱい食べて、
台湾ビールを飲みすぎてふわふわに(o^^o)
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台湾にきて、
プルースト効果を強烈に実感中!

プルースト効果とは、
嗅覚が記憶と結びつくことの比喩として使われる表現で、
香りが瞬時にある記憶を呼び起こすこと。

30年前、大学一年生のとき、
初めての海外が韓国、香港、中国のひと月かけての一人旅でした♪
生まれて初めての飛行機で夜中に香港に着き、
バックパッカーを気取っていたので、
当然宿も予約していず、
親切な香港人夫婦に助けてもらい、
なんとか、次の日の夕方に広州駅の広場にたどり着き、
途方に暮れていたときの、
五香粉と花椒と肉や内臓や蛇や南国の果物と炭の焼ける匂い、
キツイ煙草、人いきれが渾然となったあの匂いを、
台湾で感じています(-_^)
本当に、記憶が蘇る〜♪という感じ。

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当時の中国は、
外国人旅行者が自由に旅できるようになってすぐ、
インターネットもない時代だったのに、
安宿や旅の情報はどうやって得ていたんだろう。
日本から着て行った服が、
あまりにも目立つことに気づき、
すぐに黒の人民服を買い求めて旅した中国は、
人もみんな親切で、豊かではないけれどたくましくて、素朴でした(o^^o)
台湾でも、
パワフルな同じ匂いがあちこちで漂い、十代の時のようにワクワクしています(-_^)




今日は朝一番で奇岩が林立する野柳ジオパークへ。
そのまま、十扮で天燈あげをして世界の平和を祈り、
千と千尋の神隠しの舞台の参考になったと言われる九扮へ。
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茶藝館では台湾式のお茶を楽しみました。
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ウーロン茶をお作法に乗っっとっていただくのです。
しゅんしゅんの熱いやかんのお湯を、
急須全体に回しかけ、
何度も入れたり、かけたりしてお茶の美味しさを
最大限引き出すのです。


鉄道マニアの方は大喜びしそうな、
平渓線のローカル列車にも乗りました♪image













単線の列車のきわきわまで観光客がカメラを
構えています♪
ちょうど運転手さんの隣に乗れたので、
「ほら、滝だよ〜」と教えてもらいスピードも
落としてもらえました(-_^)


台湾では珍しいと言われる完全な虹まで!!



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蒋介石の巨大記念館、
衛兵の交代式、
故宮美術館は、正倉院展を超える混雑でしたが、
紀元前の宝石や翡翠、皇帝に捧げられた宝物の量と質に圧倒されました!

どこに行っても、
大陸からの観光客があふれていますが、
目があうと微笑みかけてくれ、
きちんと順番に並び、譲り合いをしてくださり、
イメージが変わりつつあります♪

そして夜は夜市と呼ばれるナイトマーケットへ。
この日は士林夜市と寧夏夜市をはしご。


ものすごい熱気と匂いと人込み!
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お昼ご飯の郷土料理も飲茶も美味しくて、

まあ、自分でも驚くほどたくさん食べています(o^^o)12239895_718400698261367_4315918005219506147_n








もう、いっぱいいっぱいだったのですが、
夜も台湾式足ツボマッサージと台湾式シャンプーへ。



台湾式シャンプー、
こんな感じ!

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ここまでせんでも〜〜というくらい、







シャンプーしていただきました!
お姉さん、必死で立ててます♪
飛び込みの街の美容室は、
日本語も英語もだれもわからず。
筆談とジェスチャーで、大爆笑な台湾式シャンプー、楽しかった‼︎
終わったら、こんなにクルクルたて巻きになっていました(o^^o)

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3日目は難病治療で有名な玉川温泉に匹敵する
と言われるラジウム温泉、
台湾の奥座敷の北投温泉へ(o^^o)

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こ、これはすごいと、フォークロア魂に火がつきました♪

秘湯マニアの夫とともに、日本各地の秘湯を訪れてウン10年。
秘湯の近くに祭りあり。
寺も神社も伝説もあり、柳田國男や宮本常一さんの気分で、
ひとり民俗学調査をしています(-_^)

その温泉編♪
好みもあるので、
ユニークすぎて人に薦められはしないけど、
絶対に忘れられないマイベスト温泉がいくつかあります。

一つは、沖縄の最後の公衆浴場「中之湯」さん。

地元のおじいやおばあが集うお風呂屋さんですが、
3人入ればいっぱいの、浴槽というより桶のような湯舟のまわりが
じゅうたんになっていて、みなさん、
井戸端会議をされていたのですが、
主のような方に挨拶をしないで入ったものだから
(挨拶したつもりだったのですが(>_<))
集っているおばあたちに、
沖縄のお風呂屋さんの作法から
おばあたちの想いをコンコンと説いていただきました(o^^o)
最後は、みんなに「またおいでね」と
ハグして手を振ってもらいましたが、
強烈に忘れられない温泉♪
それからは、地元の人主体のお風呂に入るときは、
風呂桶使うのも、カランを使うのも、
温泉の主らしい人に尋ねるようになりました(-_^)

二つ目は、知床半島を道がなくなる果てまで車を走らせた時に
貰い湯をした、地元漁師さんのための温泉。
屋根が辛うじてあるだけの、
海に向かって全面オープンのお風呂は、
緑のお湯が昆布の香りでした(-_^)
全面、丸見えの開放感と海藻の香りが忘れられません。

三つめは、屋久島の海の中に湧いている平内海中温泉♪

四つ目は、毎年行く十津川の川湯温泉と熊野の湯の峰温泉の壺湯。

大分の鉄輪温泉も、
阿蘇の混浴温泉も岡山の真賀温泉も印象的です…が!

今日の北投温泉は、ベストの上位に入ること間違いなし!
北投温泉は、この地に住んでいた少数民族が名付けた地名で、
北投石のラジウムや硫黄成分は玉川温泉に匹敵するくらいの
ホルミシス効果があるらしく、
世界でもこの二ヶ所のみしかない成分らしい。

台北からメトロで30分くらいの場所にあり、
自然保護区にもなり、
湯治のために多くの温泉宿が並んでいます。
そのメトロも、地下鉄車両の中に、ふろおけがあるのですよ!


北投温泉には、いろんなお風呂があるそうですが、
今回の狙いは銭湯の瀧之湯さんです♪
ひとり100元!
日本円で400円くらいかな。

女湯に入ると、脱衣所が一畳くらい。
そこで、3人くらいが何故か裸でご飯を食べていました。
ニーハオ〜と中に入るとロッカーはなく、
壁にハンガーがあり、そこに適当に脱いだ服をかけるシステム。(だと思う。)

中之湯の経験があるので、
主を探しつつ浴場へ。

脱衣所のすぐ横に小さな浴槽があり、
浸かっている人は身動ぎもしません。

浴槽の向こうに木の棚があって、
服やらコップやご飯が無造作におかれています。
浴槽のまわりでみんな、ご飯を食べたり、くつろいでる様子。
洗い場なんですがおかまいなし(>_<)

洗い場の蛇口にはホースがついて
豪快に水でからだのあらゆるところを洗っています(-_^)

温泉のお湯は60度!
熱い!まるで釜茹でのようで、
熱すぎ〜‼︎と騒いでいると、
もしかして住んでいるのか⁉︎という貫禄の主たちが
ジェスチャーで入り方を伝授してくださいました。

とにかく、水でからだをよく冷やし、
源泉の蛇口の対角線にはいる。
(なぜならそこが一番ぬるいから。でも熱い!)
入ったら、じっとしていること。
動くと熱いから。
熱さに耐えきれなくなったら、
あがって水をかぶる。
その繰り返し。

やってみました(^_-)
あらくたい温冷浴プラスラジウム効果であっと言う間に、
滝のように汗が流れて肌が真っ赤!
ガンの方がこれをやって大丈夫なのか、と疑問ですがかなり効きそうです。

近くには森に囲まれた可愛い図書館もあり、
思わず写真を撮ってしまうほど(o^^o)image







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こんな図書館、近くだったら、毎日来たいです。

アジアに来るとわたしは元気になります(o^^o)
日本では、サトルエネルギーを感じたり、
形而上的に考えることも好きですが
本質的には、

人は

「食べて飲んで出して愛して交わって泣いて笑って死んでいく」

それがわたしにとってはっきり表されているのが、アジアなのかもしれません。
そうそう、まったくの主観ですが、
国によって、民族によって、
チャクラというエネルギーシステムの使い方に差があると感じているのですが、

台湾や中国は、
第1チャクラと第3チャクラが、フル回転している印象が強い!
だから、赤や黄色であふれてるし、元気だし、パワフル。
この夏訪れたカンボジアは、
第4チャクラ、ハートのエネルギーを感じました。
アメリカやヨーロッパも違いますものね(-_^)


北投温泉のあとはホテルのアフタヌーンティへ。
評判だけあって長蛇の列でしたが、
うまくテーブルが空いてすんなり入れました(-_^)
スイーツ類の豊富さと質の高さは、
ホテルの名前を考えると当たり前。
スイーツ以外の飲茶や軽食の充実が人気なのかな。
クリスマスディスプレイも素敵です♪

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夜はホテル近くの小籠包専門店で、小籠包をお持ち帰り。
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台湾の人たちは、安い屋台でご飯を食べるのが一般的らしく、
道端の屋台やお店でテイクアウトしたり、食べているのです。
ここのお店はいつ見ても人の列、
美味しそうな湯気が蒸篭からあがり、
なにより、ご主人の人相が良い!
そしてそんな店は間違いなく美味しいので、
旅の間、小腹が減るとここで食べています(o^^o)
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安くて美味しい〜♪
これで300円ほど。


最終日は朝一番で地下鉄を乗り継ぎ、
地元の人しか行かないディープな市場をはしごしてきました。
生きたままの蛇や鳥はもう売っていませんでしたが、活気があります♪

そして台湾の祈りの場、龍山寺へ。
台北で一番古いお寺です。
道教や仏教など、土着の宗教も一緒になった
懐の広い信仰の場。

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老若男女が黒い衣服に身を包み、
五体投地さながら、真剣に地面に頭を擦りつけて
観音様、慈愛の表情をされた天上聖母へ
祈りを捧げておられました(o^^o)image








龍山寺というだけあって、
境内には龍の見事な意匠がそこかしこに施されています。



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龍はもともと皇帝のみが許された紋様で、
皇帝の龍は爪が5本あるそうです。
時代が下り、龍の紋様を使う時には、
お寺は爪が4本、
海外への輸出向けには爪が3本の意匠が許されたとか。
龍山寺の龍も確かに爪が4本でした(-_^)


初めての台湾は大満足でした!
こちらが笑顔で話しかけたら、
たいていの人は一生懸命聞いてくれ、
笑顔を返してくれます(o^^o)

何語かわからなくても、
大阪弁で充分笑い合えたし、
真面目で親切な人にたくさん出会えました!
トイレもきれいで全く困らず、お天気にも恵まれました。
たった2時間半で、異国を楽しめます!
今度は、八田與一さんゆかりの場所を訪れたいし、北投温泉ももう一度行きたい!


今回の旅のお供はこの一冊でした。image










普段は専門書ばかり読んでいるので、
旅先はできるだけ自由に選びます(o^^o)
キューレーターを目指した時期がありました。
毎日、絵画に触れ続けていたときの情熱と、
アンリ・ルソー愛と、ベルエポックの熱気を感じ、
帰りの飛行機は涙…でした♪
夕焼けの美しさがしみいりました(^-^)image
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