昨日は中之島公会堂で、
日本初のコミュニティ型こどもホスピスの設立のための
公開セミナーが開催されました。IMAG5245










このコミュニティ型の
こどものホスピス建設を呼びかける
こどものホスピスプロジェクトが立ち上がったのは2010年。
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こどもホスピスの活動は
1982年に英国オックスフォードで始まった
ヘレンダグラスハウスにさかのぼります。
公開セミナーの講演でのお話では
今イギリス国内に40を超えるこどものホスピスがあり、
難病のこどもたちの約50%にあたる7000人が
利用しているそうです。

病院ではなくhome、

地域に開かれ、
子どもたちが思い思いの時間をすごし、
家族も張りつめた気持ちとからだを緩め、
難病のこどもの兄弟もまた、
甘えたり、遊んだり、時には喧嘩したり・・といった
「当たり前」の生活を過ごせる場所として
カナダ、オーストラリア、ドイツ、アメリカをはじめ、
多くの国に大きな影響を与えて、
世界中にこどもホスピスの活動が広がっています。
  
small start

できることから、
小さなことからはじめよう。

5年前の大嵐の夜の設立準備のための公開講座には
イギリスからシスターフランシスも檀上にあがられ、
そう呼びかけました。

参加していたわたしは
細胞がふるふると震えるほど感動し、
自分になにができるだろう、
どんな関わりができるだろう、
勉強しよう、
経験を積もう、と自問自答しました。

そんな強い気持ちが、
今のわたしの活動の源泉のひとつにもなり、
わたしは今、
こどものホスピスプロジェクトにかかわる
医師やプレイセラピストや兄弟児さんへの遊びの支援をされている方や
看護師さんたちとともに
医療ケアが必要なこどものための
小児タッチセラピーを病棟でさせていただいています。

またご縁がひとつひとつ、つむぎあわされ、
志を同じにする仲間にもどんどん出会い、
導かれているような感覚の中で
昨日の講演に参加しました。
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大阪市立医療センターの多田羅竜平医師の
医療の現場からのこどものホスピスへの期待、可能性を伺いました。
ここでも強調されていたのは

home from home
家から家へ

こどもたちが、家族が、
まるで自宅にいるようなくつろぎを感じてもらえるような
気配りが、ホスピスの施設にもスタッフにも
プログラムにも表れています。

赤鼻の先生としてNHKのドキュメンタリ―番組でも特集された
副島賢和先生からは教師としての立場から
こどもたちがどれだけ教育を必要としているか
熱く熱くお話をしてくださいました。

傷つきからの回復を支える
safety・・安心 安全
challenge ・・選択 挑戦
hope・・希望

そこにただ、存在しているだけで価値があるのだと、
子どもたちに伝え、感じてもらう場として
こどものホスピスが機能することを
会場に集まったみんなと共有できる講演でした。

旭川大学幼児教育学科教授の
佐藤貴虎先生は保育の現場からのご講演。

こどもは生まれながらに遊びが生活そのもの

だから、病気のこどもたちにとっても
ただ、無心に遊ぶ時間、場所、が大切。
遊びを通して、こどもの育ちや発達を支援するあり方を
学びました。

遺族の立場からは久保田一男さん鈴美さん夫妻が
静かに語られました。
中2で難病となり、高校のときに旅立った息子さんは
仲間を愛し、友達を思い、
笑顔の魅力的な青年でした。
お母さんにこんなことを言っていたそうです。

「お母さん、思っていても、
行動に移さな、あかんで」

クラウンの楽しいパフォーマンスには
大人も子どもも大笑いし、
こどものホスピスプロジェクトスタッフの
公開トークセッションも盛り上がりました。
なんと、プロジェクトの理事は
わたしがアロマセラピーを学んだ学校関係者の高場社長さん!


生きたい思いをもって旅立った
たくさんの子どもたちのメッセージが
多くの人の心に届き、
今年の12月23日に、
みんなが夢見たhomeであるこどものホスピスが
大阪鶴見緑地に誕生します!!

ヘレンダグラスハウスのように、すべて寄付で運営する。

5年前に聞いたときは、
チャリティやドネーションの文化が成熟していない日本で
現実的と思えませんでしたが
たったの5年で、
夢が現実になっています♪


small start

ひとりひとりの
ほんの少しの時間やお金が集まると
いったいどれだけのことができるのか。
身を乗り出して、講演に聞き入る大盛況の参加者と一緒に、
何度涙ぐんだか、わかりません。

公開セミナーには
タッチケア仲間にもたくさん再会しました(^^♪
広い会場で見つけられなかった方もおられましたが
あの場とエネルギーを共有できたことを
誇りに思います。received_828431253905798-1








すべてのプログラムが終了して、
わたしをこの活動に導いてくれたひとりの青年に
会いました。
難病と生きる彼が、
わたしたちに惜しみなく注いでくれている愛の深さ、広さを
感じています。
その愛がわたしの生きる力になり、
行動のための燃える火にもなっています。



会場を出ようとして、
こどものホスピスプロジェクトの理事である
岡崎医師に声をかけていただきましたので
「壁塗りでもなんでも、お手伝いさせてください!!」
勢いこんで大声でお願いをしてきました(^-^)

アロマやタッチケアだけでなく、
折り紙を折ったり、カリンバを弾いたり、
足湯をしたり、壁を塗ったり、お料理をしたり、
お皿を洗ったり、笑いヨガをしたり・・・。

そんな風にいろんな方が
できることをできるように、
協力できたら素敵(^^♪

small start

一緒に応援する活動をはじめましょう(#^.^#)

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