先日、伊勢神宮ご遷宮のご神事「お白石持ち」に
参加させていただきました。
いろんな方のご縁がつながり、家族そろって、
また大切な方とご一緒させていただいての貴重な体験になりました(*^_^*)

お世話してくださったみなさま、ご一緒してくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
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「お白石持行事」は、内宮・外宮の新しい御正殿の敷地に敷き詰める
「お白石」を奉献する民俗行事です。
清流宮川から時間をかけて拾い集めた「お白石」を
奉曳車(ほうえいしゃ)・木そりに乗せて、
猿田彦神社の近くの駐車場からおはらい町を練り進みました。

わたしもお白石をいただいた奉曳車をひく綱を曳かせていただきました。
じりじりと太陽が照りつける中、
地域の方たちとともに白装束と法被に身を包み、
見事な松前と踊りの奉納を堪能し、そろそろと宇治橋まで練り歩きました。

真新しい新宮の御神域は、
遷宮後は本来ならば何人たりとも足を踏み入れることができません。
この行事に参加する領民は、
神域の中に招きいれていただき、一人ずつ、
白布に大切に包んだ「お白石」を新宮の御垣内、
真新しい御正殿のすぐ近くまで進み奉献することができるのです。
これには本当に感動でした!

12歳のとき、初めて伊勢神宮を訪れました。
小学校の修学旅行でした。
人と一緒のペースで歩くことができないわたしは(今もそうです^^;)
団体行動が苦手で、
修学旅行でもひとり神宮の森を夢うつつで歩いていました。
一本の大きな杉の木を見た途端、
とてつもなく懐かしく、
わたしは1000年前にも500年前にもずっとここにいた、と
根拠のない、でも確たる感覚を感じていました。
以来、なんど伊勢神宮を訪れても、
その杉の木の前では懐かしさと喜びでいっぱいになります。
今回は娘と一緒に木に抱きしめてもらいました。

ご神事が始まる前、娘が尋ねました。
「ここに神様いてはる?」

「神様は目で見るものじゃないんよ。心で感じるんだよ。
ここにも、どこにでもいつもいらっしゃるんだよ。」

と答えました。

木の香りも清々しい真新しいご新宮に足を踏み入れると、
清涼な風がふき、ありがたさに胸が震えました。
心が瞬時にクリアになりました。
娘がいいました。
「神様、ここにいてはるね。」

来月は外宮のお白石持ちの奉納に参加させていただきます(*^_^*)
みんなの健康と幸せを、
生きとしいけるすべてのいのちのしあわせを
お祈りしてきます(*^_^*)

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