2011年が終わろうとしています。
笑顔とハッピーを願っていた2011年は
東日本大震災はじめ、台風被害や天変地異が重なり、
いのちについて、価値観や生き方について考えることを
余儀なくされました。
私自身、
震災や台風、洪水で亡くなった方を思うと、
何をしていても楽しくない、
と感じた日も多くありました。
そんななかで、被災者ではないわたしには
語る言葉がない、と感じ、
わたしの言葉や行動で、何を表現していけるのか
真剣に向き合った一年でもありました。

9月に大好きな熊野地方が台風で大きな被害を
受けました。
日本神話が大好きで、
神社への巡礼をライフワークとしているわたしにとって、
熊野や吉野、伊勢、丹後地方は、
別格の熱い思いを持っています。
熊野は、田辺から那智の滝まで歩いて
「蟻の熊野詣で」を体感したこともありましたし、
この10年くらいは、
家族や友人と、毎年熊野でキャンプを行い、
熊野本宮へ参拝してきました。

先週、ふと、2011年最後の2日間に、
熊野を訪れ、祈りをささげようと思い立ちました。
(旅行記長文です♪)

初日は、田辺の廃校になった小学校を
利用したスローフードのレストラン、
秋津野ガルテンでランチIMAG0575


ここは、地元の野菜を使って農家のお母さんたちがつくる
美味しいお料理をバイキング形式でいただけるレストランと、
スイーツ工房を備えたカフェもあり、
廃校になった小学校の見学もできます。
年間契約で畑を借りることもでき、
宿舎もあるので宿泊することもできるのです。
ほんの小さなキズがあるという理由で出荷できない
甘いみかんを、最新の絞り機を導入して
1年間かけて商品化した「俺んちのみかんジュース」
のぎゅーと太陽のエネルギーを凝縮した甘さ!
感動です^^
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豊秋津神社へ参拝に。
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ここは「雲の森」さんとも呼ばれています。
雲の森というのは、
今から1300年前、海の神様である龍神さまが
近くの龍仙山に、田辺湾から五色の雲に乗って
登られたという伝説があり
このお迎えの雲が豊秋津神社から湧き上がったことから
呼ばれているとか。

祭神は
本殿  ニニギノミコト
    ヒコホホデミノミコト
    ウガヤフキアエゼノミコト

東御殿 トヨタマヒメノミコト
    タマヨリヒメノミコト
    コトカツクニカツナガサノカミ

西御殿 イザナミノミコト
    イザナギノミコト
    アマテラスオオミカミ

ご神事の写真が境内に掲示されていたのですが、
興味深いお祭りです。


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白良浜。
まぶしい!
ここの白砂はオーストラリアから輸入されているそうです。

子どもたちが作った砂の城。
曼荼羅みたいです。

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三段壁♪
視界の300度くらいが海。
丹後の日本海とはまた違いますね。
海が真っ青。ものすごいエネルギーを感じます。

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久しぶりにフレンチのフルコースをいただきました。
ボトルワインを1本あけてしまい、眠ってしまいましたが
夜中に目覚めて、露天風呂へ。
満点の星のもと、貸切のお風呂でクォンタムタッチを行い、
瞑想を楽しみました。


2日目は
熊野を目指しました。
9月の台風12号は十津川村や熊野、新宮に
大きな被害をもたらしました。
熊野に住む友人のRさんにはすぐ連絡がとれたのですが
道も寸断され、熊野本宮も浸水したと聞いていたのです。

3か月たっていましたが、
まだ崩落のあとは生々しく、
雪の残る斜面が痛々しく山肌をあらわにしていました。
道も工事中のところが、10か所以上、
真新しいガードレールは、きっと崩れ落ちたあとに
新しく作られたのでしょう。

天川と同じ、エメラルドグリーンの川は
とても穏やかでいつものように澄んでいましたが、
川岸が、10メートル以上も上部に向かってえぐられ、
樹や大岩が散乱したままになっていて
水の力もすさまじさを物語っていました。

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熊野本宮の大斎原(おおゆのはら)。
ここは明治の大洪水で本殿が流され、
今の本宮大社の場所に移されたのですが、
今回の台風でも水につかったようです。

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心を込めて祝詞を奏上しました。
神が月となってこの地のイチイの樹のこずえに降り立ったそうです。




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本宮大社は初詣の準備にはいっていました。
明治の水害の教訓を得て、
石段の上に社殿を築いたため、
社殿は守られましたが、
鳥居の脇の「もうで餅」のお店は流され、
仮設のお店になっていました。

台風のすぐ後の本宮の様子の写真です。


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今は、すっかりきれいになり、
水をかぶったことはみじんも感じません。
みなさんが、洗い清めてくださったのです。

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本殿を見上げると
三本足の八咫烏さんが迎えてくれました!


熊野の神様はスサノヲノミコト。
スサの王である、スサノオノミコトは
日本神話の中では、あまりにもひどい扱いを受けていますが、
目に見える世界と目に見えない世界をつなぎ、
破壊と再生を通して、わたしたちの自己を解体し、
新たな世界を作り上げる存在としてとらえています。

帰り道、ずたずたに寸断された168号線を
通りました。
年末というのに工事をし、
道案内をしてくださるたくさんの方のおかげで
無事に帰路につきました。

わたしの歩いている21世紀のこの道は、
無数の無名の方がたの菩薩の働きの上を
踏みしめて、成り立っています。
だれかの想いや、働きがあるから
わたしという人間を生かし、お役に立てさせて
いただける幸せを、思いました。

来年も、どうぞ皆様が
笑顔と幸せで満ち溢れていますように。

すべての存在への感謝とともに
世界が愛と光で満たされているよう
祈ります。

どうぞよいお年を!!