友人から久しぶりの電話をもらいました♪
無我夢中で、子育て奮闘していた時代の
なんの気も使わず、話しができる
大切な友人です。

久しぶりに会うことになったのは、
彼女の病気のお父様に、
なにかしてあげられることはないかな
という相談でした。
長い間、会っていなかったけれど、
思い出してくれて本当に嬉しい(*^_^*)

病気の方へのケアとして、
アロマセラピーでできることは
たくさんあります♪

お父様のおからだの様子を伺い、
お父様へのハンドマッサージを
練習することになりました。

2009年に日本緩和医療学会が発表した、
公開されている
「がん補完代替医療ガイドライン」によると
(PDFファイルの閲覧はこちらから)
→http://www.jspm.ne.jp/guidelines/cam/cam01.pdf
 



このガイドラインでは、
国内外のさまざまな補完代替医療に関する
エビデンスを検討し、
それぞれの補完代替療法が、がんの患者さんに
有効であるかどうかの推奨度を
詳しく述べています。


たとえば、
メシマコブやAHCCやキトサンや、
アロマセラピー、針灸、免疫療法、
音楽療法、ホメオパシーなどの中で、
評価をA→行うことを強く勧められる
   B→行うことを勧められる
   C→行うよう勧めるだけの根拠が明確でない
   D→行わないよう勧められる
とした場合、

アロマセラピーはこれらの代替療法の中で唯一、

「アロマセラピーとマッサージはがん患者の身体的
心理的症状を改善するか?」

「足へのマッサージはがん患者の自覚症状を軽減するか?」

「自己骨髄移植患者におけるマッサージ(アロマ)は
自覚症状、不安、うつの改善効果があるか」

の質問項目に対して

【推奨度B→行うことを勧められる】の評価を得ていました。

さらに、
アロマセラピーは、疼痛緩和の効果があるだけでなく、
リラクセーション誘導効果などもあり
がんの緩和ケアに有効な療法のひとつ、と
明言もされています。
ひとつだけ、
病巣の部位の周辺のマッサージは
避けたほうがよい、との記述もありました。


つむぎの森にも、たくさんのがん患者さんが
来られます。
食事や、サプリや、さまざまな代替療法を行い、
サバイバーとして元気なお顔を見せてくださる方が
「いろんなことをしてきたけど、
アロマセラピーが一番、わたしにとって必要で、
気持ちよくて、支えになった・・」と
お話してくださいます(*^_^*)

病気になると、
ともすれば頭でっかちに、
心とからだがバラバラになり、
不安や恐れや痛みの中で
自分自身を見失ってしまいますが、
肌に直接優しく触れられることは、
言葉を越えた思いを共有し、
不安が軽減し、
実際にストレスホルモンであるコルチゾルの
分泌も低下することが研究などでもわかってきています。

患者さんの愛する身近な家族が
温かい手で心をこめて行うハンドマッサージは
お互いの生きる質を向上させます。
気持ちの奥深くの思いが触れることで伝わり、
不安が小さく、混乱が静まり、
穏やかさや幸福感を感じます。

同じようにお母様へのハンドマッサージを続けていた
お客様が、
「この毎日のハンドマッサージの時間があったから、
母の旅立ちに悔いなく、
落ち着いていることができた・・」
とお話してくださったときの涙と、
美しい清清しい笑顔は忘れられません・・。

友人とお父様が、
ゆっくりとハンドマッサージの時間を
楽しむことができますように・・・。







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