静かに、単調なリズムが始まり、
机を手でそっと打ち続けると、

エーホーマイ

ヤーイケ
アルムナ
マイエー


日曜日の統合医療学会支部大会。
関西医科大学の臨床講堂が、
ハワイの息吹に満ちた聖なる空間になりました。

ハワイのマウイ島で

ハワイの伝統医療を、ハワイのカフナの夫とともに
統合医療として行っている、
日本人医師、福田美穂先生の講演とワークショップの冒頭は
精霊への感謝の祈りから始まりました。

福岡県の病院で「元気科」を開設しておられる
パワフルなお母様がご縁をとりもったことから
ハワイの伝統医療を継承するカフナである男性と
結婚した福田先生からは
まっすぐにほとばしるエネルギーを感じました。

たくさんの精霊を呼び込む、夫のブラさんの声は
瞬時に内なる本質にコネクトさせてくれる
素晴らしい声でした。
金色のシャワーのような光が会場を覆い、
わたしは身震いし、涙が流れ、
天と地との間で、自然と一体化していました。

「すべての問題はバランスを欠くことによって生じる」
ただ、目の前にある症状に集中するのではなく、
筋肉や骨格や内臓のねじれや滞りを取り除き、
血液やエネルギーの循環を整え、
バランスをとることが、病気という状態からの
回復に欠かすことができません。

そのための方法は、世界中の伝統療法に受け継がれていますが、
ハワイでは、薬草を用い、
肉体を整える、手技を使い、
心身のバランスを整える方法として、
「ホオポノポノ」を行います。
さらに、西洋医学的な診断や検査などから得られる
情報をもとに、さまざま視点から
心とからだと魂にホリスティックに働きかけていくのです。

またもうひとりの講演者、
アドラー・コリンズ・慈観先生。
日本語の通訳が追いつかないほど、
語りたい、伝えたいことがたくさんあり、
熱い思いがどんどん伝わってきました。
英語、なんとか聞き取れました・・。

大きなからだで、優しい眼差しで
いつもビッグスマイルの慈観さんが
看護師になりヒーリングを行うようになった
人生のあまりの過酷さに、
言葉がありませんでした。

辛い半生があったからこそ、
今の慈観さんのあの笑顔や
旅立ちを迎える方への思いやりに満ちた
サポートやケアにつながっているのです。

統合医療に必要な項目として
彼があげたのは

Education(教育)
Science(科学)
Reserch(研究・調査)
Art(芸術・アート)
Compassion(慈悲)

の5つ。

そしてヒーリングのための
もっともシンプルな技法は

Love(愛)
Compassion(思いやり・慈悲)
Care(ケア)
Tenderness(優しさ)

だとも。

ネイティブアメリカンの祈りを唱える慈観さんと
その祈りに併せて、
ブラさんのハワイの祈りが響きあい、ハーモニーとなって
深く深く、わたしたちのこころとからだ、
細胞のひとつひとつがヒーリングされた、
ゆったりと心地よい4時間でした(*^_^*)

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