わたしの古くからの友人が
石垣島の黒米と
小浜島の黒ごまを持って遊びにきてくれました。
友人はもう長いこと、
沖縄や石垣島,宮古島、波照間島などの離島の
農産物を日本国内で流通させるお仕事を
しています。

本当のことをいうと、
アロマセラピストになることと
彼女の仕事を手伝うことで、
ある時期、迷っていたことがありました。

島の生活は、わたしたちが簡単に
「癒し・・・♪」というものではありません。

造礁サンゴが生育する世界の北限である
南西諸島の珊瑚礁はどんどん破壊され、
今なお、わずかに残る石垣島白保の珊瑚を守る
ための活動が、最初の始まりでした。

島を本当の意味で守り、
豊かな環境を大切に育むにはどうしたらよいのか。

度重なる台風で、農家はいつも
ぎりぎりの労働と生活を強いられてきています。
想いを込め、手間暇をかけて作った
お米や野菜やパインや雑穀を
確かなものを求める人々の手に
きちんと届ける橋渡しが必要でした。

友人の会社の立ち上げをそばで
見続けていたのですが、
何か、新しく物事を始めるときの
莫大なエネルギーや、人とのつながり、
ご縁、そしてすべてのものに「時」が
あることがよくわかります。


友人が持ってきてくれた
黒米や黒ごまには、
ひとつひとつ、涙と汗の物語があるのです。

とくに、黒ごま。
小浜島は戦後、ほとんどの農地が換金力の高い
さとうきびの畑になり
ゴマを作る農地が姿を消しました。

友人は、
沖縄との橋渡しをすると決意してから、
ただ、生産物を右から左に流していくのではなく、
現地のお百姓の人々と、
衰退していく島の農業をどうするか、
考えました。
そのとき、彼女はいつも、ゴマを持ち歩き、
「小浜島にゴマをもう一度栽培しましょう」と
各農家を回ったのです。


キビ農家に最初のゴマを託してから
10数年の月日が流れ、試行錯誤の結果、
ようやく、小浜産の黒ごまができあがりました。
本当に本当においしく、
食べるとからだに栄養が染み渡っていくようです。

食養では、黒色の食べ物は
からだを暖め、とくに女性に大切な食べ物です。
南の島の黒い恵み。
みなさんにもぜひ、感じていただきたいです。


島の田んぼの「いきもの調査」の様子を
いきいきと語り、
「10年たって、やっと本当にやりたい仕事が
できるようになってきた」
と嬉しそうに話す彼女の横顔を見ていると
わたしも喜びがこみ上げてきます。
来年は、一緒に生き物調査に行きたいな(*^_^*)

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