急に寒くなりましたが、お元気ですか?
今年はお腹の風邪、「ノロウイルス」が大流行していますね。


手軽で簡単にできるものとしておすすめしたいのが、
「足湯」!

ケアルームでも、トリートメントの前に必ず
足湯で足と下半身を温めていますね。
あれにはちゃんと理由があるのです。
足をきれいにするのはもちろんですが
からだを温めて、トリートメントの効果をさらに高めているのですね。

足湯というのは
足をお湯につけて、温める事により血流を促し、
全身の血行を良くし、冷えを取るセルフケア。
たかが、足とあなどることなかれ。
下半身(足)を温める事で、全身が温まり、
お風呂に入るのと同じような効果が得られるのです。
足の裏に、からだのすべての臓器の反射区があるとする、
リフレクソロジーと同じです。
末端の刺激は全身に影響を及ぼすのです。


「冷え性」の方はもちろんですが、
足の疲れやむくみ取りに、リラックス効果があるので、
夜寝付けない時、夜中に何度もトイレに行くかたなどにも
おすすめです。



そもそも、人の体は上半身は温度が高く(36度前後)
下半身、とくに足下は31度くらいに下がっているといいます。
足湯によって冷えて血行が滞っていた足先温めることで
全身の血行状態が良くなります。
また内蔵への血流がよくなることで、
内臓機能を支配している自律神経の働きも正常化されます。
続けて行う事で、体質改善にも役立ちます。


わたしたちが生まれながらに持つ、
自然治癒力がいきいきと働くには
からだを暖かくすることが必須!ですが、
「頭寒足熱」も大切なキーワード。
とにかく、下半身を温めるのが重要なのです。


ぞくっとしたな、というとき、
風邪などでお風呂に入れない時、
なかなか寝付けない時、
足の疲れやむくみ取りに
まずは、バケツに熱めのお湯を入れて足湯を
試してみてくださいね。
汗が出たら、すぐに着替えて、水分補給(白湯かハーブティ)
をしっかりして、早めにお布団に入ってお休みください。


■正統 足湯の入り方 ■


:用意するもの
  バケツなどの容器、温度計、入浴剤、椅子、
  ポット、タオル、敷物

:容器にお湯を20センチほど(くるぶしから指3本位上まで)
 入れて、バスソルトなどの入浴剤を入れます。

:温度は40度前後(半身浴よりは少し高めでも大丈夫です)
   
:足を入れてからは温度を保つためバスタオルなどで
 覆いをし、温度が下がってきたら、さし湯をします。
(このとき火傷をしないように気をつけて!)

:約20分位はいります。

:全身が温まって、少し汗ばんできたら終了の目安です。

:お湯から出たら、足をふき、靴下などをはき保温します。



簡単な足湯ですが、注意する点もあります。

■足湯の注意点

・病気(心臓病・糖尿病・高血圧・低血圧など)の人は
 温度を38度位の低めで行って下さい。




冬場はお湯がすぐに冷めるので、
バスタオルなどでバケツを覆い、さらに下半身をすっぽり覆う
ように毛布などをかけてくださいね。


また半身浴や足湯を続けているとまれにですが、
症状が悪化したような反応が出たり、
体全体がだるかったり、吹き出物が出たり、
熱が出たりというような反応が出る事があります。

この反応は個人差がありますし、出ない人もあります。
今までどのようにからだと向き合ってきたか、
どんな食生活や、環境で生きてきたかによって
体内に蓄積されている毒素や老廃物にも差があります。

体内に多くの毒がたまっている人ほど反応が大きいようですね(>_<)



バスソルトの作り方はHPでもご紹介していますので
ご参考になさってください。

足湯が出来ないときは、洗面所のボウルに熱めのお湯をいれ
手首までを暖めるハンドバスもいいですよ。

からだの芯からゆっくりと温めて、
風邪をひきにくいからだを作りましょうね。


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