からだからの声を聞く・・

こころとからだが発するメッセージに
耳を傾ける。
聞くということは、簡単なようでいて
あるときにはとても困難な作業です。

「からだは私たち自身をこころから愛しています。
愛する私たちのためなら、死んでもいいくらいに」
というペイジ博士の言葉が今回の講演の中で
ひときわ胸に残りました。

からだからのメッセージはいつもどんなときも
的確で間違うことがありません。

病気になったとき、人は始めて自分の弱さを知ります。
どんな悪いことをしたから、こんな目にあうのだろう、
と悩み苦しみます。
わたしも20代のあるとき、病気というメッセージを
受けながらも、長い間受け入れることができませんでした。
なぜ、わたしがこんなことに。
なぜ、なぜ、と問い続けていた苦しいときにも、
出会いやサポートが用意されていました。
そして人間をまるごと受け入れる
ホリスティックという考えに出会い、
自然療法やさまざまなボディワーク、
瞑想、食養の実践を通して、少しずつ病気を受け入れ、
病気と向きあい、闘うのではなく、
ともに生きる姿勢を学びました。
今では、はっきりとわかります。
病気は気づきのための、愛すべき贈り物だったことを。


ペイジ博士
ペイジ博士は30年にわたる医師としての経験から
病そのものだけを重視するのではなく、
病の背景に横たわる、からだが発する智慧に
耳を傾けることの大切さを
世界各国でお話されています。

病は本人の弱さや外部からの影響によるものと
考えられてきましたが、
多くの場合、私たちの心身のバランスが崩れていることを
知らせてくる魂からのメッセージなのだと
いうことが今回の講演会のテーマです。

病気になるということは
今まで行ってきた想いの癖や、習慣を改め、
自分を変えるための重要なきっかけつくりなのです。

またいいたくても口にだせないまま飲み込んでしまった言葉、
想い、感情、考えにとらわれたときにも
不調和に気づくためのメッセージとして病というメッセージが
送られます。

あるいは「ほんとうは○○したい、でも・・」の
「・・・」が多くなればなるほど、プレッシャーから逃れるための
手段として病を得ることがあります。

ほかにもさまざまなケースが考えられますが、
病気はトラブルではなく、魂からの警告、
(ペイジ博士は警告ということばでなく
モーニングコールと表現されています(*^_^*))
つまり、私たちの魂が本質から外れたとき、
本来の道に立ち戻るようにアドバイスをし、
さらに的確な情報を示す、心強いアドバイザーだと
考えられるのです。

わたしの人生はもちろん、病気だった家族、
友人、ケアルームにお越しになるお客様、
それぞれの人生にとって病のもたらす深い深い智慧に
思いをめぐらせる1日になりました。

ペイジ博士の笑うとくしゃくしゃになる
はじけた笑顔のエネルギーは
参加された方に元気をふりまいていたように感じます。
大好きな尊敬する方が、わたしの人生の中で
またひとり増えました
</div>