毎日寒い日が続いています。
大阪も身を切るような寒さですが、
各地では大雪の被害がでているそうで、
心配です。
みなさんは風邪などひいておられませんか?


先日、アレキサンダーテクニーク、
フェルデンクライスメソッド教師
ストラクチャルインテグレーション
プラクティショナー と
「ボディワークの達人」
西岡先生のセラピストのための
「姿勢を見直す!」セミナーに参加してきました。


今回は主に首のリリースの仕方を学びました。
参加者はすべてアロマセラピストやエサレンの
プラクティショナーなどボディワークを
職業としている方ばかり。
お互いにペアになって、首の調整を行いました。

またクレニオの手技も教えていただきました。

アロマセラピーのトリートメントの後は
体中の筋肉の緊張が解け、
心地良いだるさを感じるのですが、
クレニオの後はエネルギーがわきあがってきて
帰り道の足取りが軽く、スッと腿が上がるのが
分かりました。
また参加者ひとりひとりの座った姿勢を
観察して、簡単なワークを行うと、
みるみるうちに、からだの緊張具合が変化し、
息が大きく、深くなり、表情に安らぎが
出てきます。

わたしは実はとっても姿勢が悪いのです。
今でこそ、なるべく胸を張るようにしていますが、
筋肉がないのか、あるいは長年のクセなのか
ふっと気を抜いたり集中していると、
前かがみになっていくのです。

正座をして一番からだに無理のない
「ラク」な姿勢を探すのですが
(「ラク」というのも人によって
様々な取り方がありますね)
これが思っていた以上に難しかった。

からだの重心を前に移動すると
腹部に圧迫感や緊張を感じ、
後に移動すると、おしりが腰が痛くなります。
右に左に前に後に、微妙に調整を行っていくのですが、
この作業がまさに『センタリング』。
瞑想歴だけは長く、高校時代から始まって
20年以上も日々瞑想に親しんできたのですが、
姿勢を探す行為そのものが、
自分の「中心軸」を探す=センタリングで
あることに、今頃、気がつきました。

からだに意識を集中し、重心を調整していると
ちょうど海の表面には波が立ち、片時も休まずに
満ち引きを繰り返しているけれど、
深く深く潜っていくと、静かな豊かな世界が
広がっているのと同じように
豊穣なソースに触れることができるようです。
自分にとって一番ラクな姿勢を探すこと
そのものが、このざわついた世界の中で、
中心軸に近づく方法なのかな。

セミナーの最後、参加者それぞれが
「ラク」な姿勢で座っています。
調整を終えて、今の、この瞬間に心地いいと
感じるからだはとっても柔軟で気持ちよさそう。
自分では小さな変化に思うのですが、
周りの方を見ると、実は大きな変化であったこと
に気づきます。
セミナーの最初のころ、みんな思い思いの姿勢で
座っていたけど、
「すっごく無理をしていたんだなあ」と。

「ラク」な姿勢には無理がない。
どこにも力が入らない。がんばりもない。

からだがゆるむとこころもゆるむ。
自然に笑顔がこぼれてくる。
人と人がつむぎあい、
笑顔の森ができますように。
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