今日は、定期的に通っている
緩和ケアでのアロマセラピートリートメントの
施術の日でした。

今日お伺いした緩和ケア(ホスピス)は
琵琶湖の東にあります。
ここへ通う道中は山や田んぼや湖など
自然がいっぱいで、
大阪の都心部で生活しているわたしには
ちょっとした旅行気分です。

初めて緩和ケアでアロマセラピートリートメントを
したときのことは忘れられません。
手はふるえそうで、涙はこぼれそうで、
気の利いた言葉を捜して頭はいっぱいで
精油を選ぼうにも、喉がからからになってしまったのでした。

そんな焦りをさとられまいとしていましたが
クライアントの方はもうかなり年配で
ご自分の病気のこともご存知の方。
問わずがたりに、戦争時分のこと、
大きな地震にあったけど、なんとか生き延びてきたこと、
若い頃はおしゃれもしたよ、
子どもが3人、とってもいい子に育ってくれて
とても幸せな人生だった、とお話しをしてくださいました。











夕空

初めはカチカチになって
何か、言わなきゃ、
何かしてあげなきゃ、と頭でっかちになっていたのが
優しい語り口調を聞いていると
ふと、今、自分がここにいて
心をこめてタッチをさせていただき
全身全霊でお話しを聞く、ということが
なによりも大切なことなのだ、と気づいたのです。

ただそこにいること。
そばにいて、話を聞くということ。
余計な言葉はいらないのですね。

そんな時アロマセラピーはとても頼もしい味方です。
優しい香りと温かな包み込むようなタッチが
しばしの間、不安や悲しみを受け止めることが
できるのです。

トリートメントをしてると
患者さんはみなさん
落ち着いた表情になります。
ぜーぜーと呼吸されていたのが深い呼吸に変わったり
手足のむくみが少し引いたり、
紫色の顔色がほんのりピンク色になったり。
なにより、「あ〜いい気持ちやった、ありがとう」
の言葉にご家族の方が喜ばれます。

何回もお会いして親しくなった
クライアントの死にへこみ、
涙を流して悲しみ、
それでもまた、精油とオイルを持って
病室を回るのは
「気持ちよかった、ありがとう」の言葉に
支えられているからかもしれません。


</div>