今日は気持ちのいい日でしたね。
連休に入っている方もいらっしゃるでしょうか。
どんなお休みをすごしておられますか。
 
わたしは今日は、奈良に新しくできた
緩和ケア病棟の見学会に
アロマセラピーの恩師や仲間たちと
参加してきました。
 
〔緩和ケアホーム飛鳥〕は
気持ちの良い風が薫る
自然の真ん中にありました。
自然素材をふんだんに取り入れた
建物のそこかしこに、
光と風が入り込み、
1階受付のまん前にはバルコニーテラスが
あります。
草や木や花、畑、山、ぴちぴちと聞こえる鳥の声。
 
そしてアメリカなどでは当然必要とされているのに
日本の病院ではまだまだ少ない、
瞑想室がありました。
 
保育所が隣接しており、登園する子どもたちの
明るい声も聞こえるでしょうか。
真新しい畳の匂いがすがすがしい家族室。
すべての個室はかわいらしい花の名前がつけられ
その花を描いたタイルが表札がわりに
かけられています。
病院らしくない、あたたかい色柄のシーツ。
どの部屋にもバルコニーがあり、
周りの風景を楽しむことができます。
 
考えられる限り最高の施設を備え、
細部まで優しさをとぬくもりの感じられる
すばらしい病棟に感動でした。
 
もちろん、病棟のスタッフも熱意ある方々です。
ホスピス長のS先生は音楽がお好きな
やさしい温厚な先生。
わたしもアロマセラピーの学校では
たいへんお世話になりました。
「自宅にいるように、リラックスして
すごしていただきたい」と
お話ししながら案内していただきました。
先生、どうもありがとうございました。
>緩和ケア飛鳥テラス緩和ケア飛鳥瞑想室
左はバルコニーテラス
右は瞑想室です。

緩和ケアと聞くと、どんなイメージがありますか?
わたしは今、2つの緩和ケア病棟で
アロマセラピーのトリートメントをさせていただいています。
お伺いするたびに、生きるとは、死とは、
生きる意味や目的について考えます。

もう、この世での時間はあまり残されていない、
とその姿から感じる方が多いのですが
肉体としての時間は残り少ない方の
精神やスピリットから発する光があまりにも強く輝き
まぶしく感じることがあります。
病の床にふせっていてもなお、生きる希望を持ち、
家族の方や、周りのかたや、
わたしのようなセラピストにも
エネルギーを与えて下さるのです。

植物のエネルギーの集合体である
エッセンシャルオイルの香りに、
こころが開放されるのでしょうか。
セラピーを施すものと受けるものという関係を超え、
今、このかけがえのない瞬間を共有し、
ありとあらゆるものを浄化していく
貴重な時間になることがあります。

人は死の瞬間に何を思うのでしょうか。
臨死体験をした方の手記などを読みますと、
これだけの仕事をして認められたとか
お金を稼いだとか、偉くなったなどは
あまり思い返さないそうです。
生きているとき、家族や周りの愛する人々に
どれだけ愛を与え、愛を受け、互いに思いやり、
優しさを感じたか、がもっとも重要なのだそうです。


つむぎの森でもそうですが、
アロマセラピーは女性専用のところが多いですよね。
緩和ケアでは老若男女問わず希望されるすべてのかたに
アロマセラピーを受けていただけます。
初めは躊躇されていた男性やご年配の方も
本当に本当に喜んでくださいます。

緩和ケア飛鳥のような患者の立場にたった病院施設が、
気軽にアロマセラピーなどの代替医療を
患者自身が選ぶことができる医療機関が、
もっともっと増えてくることを願っています。